くだらないモノを量産中です

珍しや 小綬鶏の呼ぶ 里の夜

小綬鶏は、夜間はめったに鳴きません。



夜鳴きらに 一人足りぬは 行行子


盃(はい)探しゃ 欠けた欠けたと ホトトギス



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2017.06.08 / Top↑
螳螂の 斧振る様よ 造化の妙


芒(のぎ)植えて 豊作祈る 芒種かな


秋の気の 兆しを知らば 百舌の鳴き


芒種ゆえ ヨシキリ声を 潜め居り

この候には、地中に一陰生じ秋の金気生じる故に陰鳥の百舌は初めて鳴くといい、陽鳥のヨシキリ(行行子)はその声を止めると言われて居ます。




2017.06.07 / Top↑
早乙女の 想い隠して 卯の花は


藪陰に 卯の花揺るる 涼しさや


空ろ木や その花故に 人の知り



2017.05.27 / Top↑
苦菜萌え 薺(なずな)の枯れる 麦の秋


陽の気も 満ちて嬉しや 小満は


2017.05.21 / Top↑
一両や 花の見頃に 誘われて


腹這いで 一両白無垢 眺め酔い 

何しろ花丈が、高くても50cmです。
私の見つけた場所では30cm以下ですから
腹這いに成って顎を地面に着けての鑑賞でした。



その白き ラッパは誰の 為に吹く




2017.05.11 / Top↑
蟇蛙(ヒキガエル) 鳴けば蚯蚓(ミミズ)出 瓜茂る


少陰は 少陽君火に 嬉し鳴き


新緑が 我が目奪いて 夏立ちぬ




2017.05.05 / Top↑
この夜は 水田(みずた)に騒ぐ 蛙のみ


蛙らの 騒動耳に 酒を酌み


蛙らの 歌に腹鳴く フクロウや




2017.05.01 / Top↑
今に成り 花冷え来る 四月末


葉桜が 凍えて惨や この夜は


花冷えよ 四月は去るに 何故来たぞ


2017.04.24 / Top↑
この雨に キクイタダキは 桑の枝


百穀に 命芽生えて 雨称え


浮き草の 芽生えて知るや 温む水



2017.04.20 / Top↑
葉桜や 夏の香りの 其処かしこ


目に優し 若葉の香る 安らぎよ


牡鹿らが 心身軽き 季節かな

牡鹿たちは角を落として身軽に成り、猟銃に狙われる事も無い季節です。



2017.04.16 / Top↑
一両は 春が来たぞと 蕾付け


その蕾 棘の怖くば 触れもせず


その棘に 守られ咲くや 無垢の花



2017.04.13 / Top↑
雨風が 休めば染める 黄砂かな


花冷えや 盃重ね 暖を取り


恥じらいの 春を隠すや この雨は


2017.04.12 / Top↑
春陽に 誘われ眺む 桐の花


春陽や 田鼠も化けて 鶉かな


春陽を 祝いて天に 虹笑う


2017.04.05 / Top↑
歌忘る 鶯哀れ 声哀れ


小綬鶏の お初に呼ばれ 山野行


桑枝に キクイタダキの 声細く


2017.03.29 / Top↑
鷹とても 春陽の気に 鳩と化し


桃花に 倉庚鳴ける 陽気在り


山歩きゃ 目覚めのマムシ よろよろと


鷹は陰鳥にして殺伐の鳥なれど
春陽生育の気に化せられて
温和にして三枝の礼ある鳩となる

倉庚(そうこう)は雲雀との説と鶯との説あり

いずれも故事より




2017.03.05 / Top↑
一雨に 温もり増して 草芽出ん


水獺(すいだつ)も 魚を捕りて 天奉持


陽来れば 陰を喜ぶ 雁の去り


2017.02.18 / Top↑
春立てど 我が目に見えぬ 寒さかな


春よ春 隠れてないで 顔見せよ


立春や 色気と言えば 梅花のみ


2017.02.05 / Top↑
春待てど 着更着冷えに 夢凍え


着更着や 達磨と成りし 老いの身は


着更着と よくぞ申した この寒さ



2017.02.04 / Top↑
雪の夜は 囁き草も 声忘れ


お喋りの 囁き草は 山と寝る


来る春を 夢見て寝るか 竹煮草

囁き草と竹煮草は同じ植物です。
晩冬から夏までは竹煮草と呼ばれ、
秋頃からは囁き草と呼ばれます。


2017.02.03 / Top↑
雪の夜は 囁き草も 声忘れ


お喋りの 囁き草は 山と寝る


来る春を 夢見て寝るか 竹煮草



2017.02.02 / Top↑
枝や地に 紅染め居るは 椿かな


足元で 何を威張るぞ ヤッコソウ


足摺や 樫の大木 蘭の咲き


2017.01.31 / Top↑
ゴイサギが 我が夜壊して 鳴き居るぞ


哀しみを 代わりに哭くや 虎落笛


山の夜は ドングリ落ち葉 恋歌よ


ゴイサギの鳴き声は
お世辞にも褒められた物ではありません。

恋歌は 鹿たちが伴侶求める呼び声です。
ピィーーヨォーと、あちこちの山から幾度も聞こえてきます。



2017.01.29 / Top↑
この闇に 人は我のみ 寛いで


断崖の 上に永眠(ねむ)れる 人誰ぞ


我も亦 このようにして 永眠(ねむ)るかや



2017.01.26 / Top↑
大寒にゃ 声も聴かざる スズメかな


大寒を 過ぎてスズメの 騒ぐ軒


温もりを 思いだしたか スズメらは


2017.01.25 / Top↑
宇宙(そら)乱れ 星の乱れて 我乱れ


街人が 風情求めて 山を染め


乱世に 呑まれて逝かん 冥土道


2016.12.29 / Top↑
侘し身に 刻々迫る 寒の波


音も無く 凍えて侘し 山の夜


侘しきは 己の故と 星笑う


佗び寂びに 埋もれて独り 山の夜

2016.12.27 / Top↑
流れ星 数えて寒や 山の上


独り夜は 星と流れて 何処行こう


手を伸ばしゃ 掴めるようぞ 天の川



2016.12.21 / Top↑
深々と しじまに溺る 時雨日は


木の実らも 連れられ落ちる この時雨


この足を 止める時雨の 只憎や


2016.12.17 / Top↑
億両も 雪に埋もるや 篠の山


篠の山 麓の一両 攫い来し


伸ばす手を 嫌う一両 指を刺し


腹ばいで 十両提灯 眺め居り


万両の 紅白並ぶ 目出度さや



2016.12.09 / Top↑
サルナシや 人は食うなと 高枝に


食いたくも この手届かぬ アケビかな


石垣に ビィビ熟れれば 我が食い 



2016.12.08 / Top↑
木守柿 明日カラスに 攫われて


両たちは 正月支度か 色を付け


両たちが 明り灯して 廃れ村



2016.12.07 / Top↑