くだらないモノを量産中です

今に成り 花冷え来る 四月末


葉桜が 凍えて惨や この夜は


花冷えよ 四月は去るに 何故来たぞ


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2017.04.24 / Top↑
この雨に キクイタダキは 桑の枝


百穀に 命芽生えて 雨称え


浮き草の 芽生えて知るや 温む水



2017.04.20 / Top↑
葉桜や 夏の香りの 其処かしこ


目に優し 若葉の香る 安らぎよ


牡鹿らが 心身軽き 季節かな

牡鹿たちは角を落として身軽に成り、猟銃に狙われる事も無い季節です。



2017.04.16 / Top↑
一両は 春が来たぞと 蕾付け


その蕾 棘の怖くば 触れもせず


その棘に 守られ咲くや 無垢の花



2017.04.13 / Top↑
雨風が 休めば染める 黄砂かな


花冷えや 盃重ね 暖を取り


恥じらいの 春を隠すや この雨は


2017.04.12 / Top↑
春陽に 誘われ眺む 桐の花


春陽や 田鼠も化けて 鶉かな


春陽を 祝いて天に 虹笑う


2017.04.05 / Top↑
歌忘る 鶯哀れ 声哀れ


小綬鶏の お初に呼ばれ 山野行


桑枝に キクイタダキの 声細く


2017.03.29 / Top↑
鷹とても 春陽の気に 鳩と化し


桃花に 倉庚鳴ける 陽気在り


山歩きゃ 目覚めのマムシ よろよろと


鷹は陰鳥にして殺伐の鳥なれど
春陽生育の気に化せられて
温和にして三枝の礼ある鳩となる

倉庚(そうこう)は雲雀との説と鶯との説あり

いずれも故事より




2017.03.05 / Top↑
一雨に 温もり増して 草芽出ん


水獺(すいだつ)も 魚を捕りて 天奉持


陽来れば 陰を喜ぶ 雁の去り


2017.02.18 / Top↑
春立てど 我が目に見えぬ 寒さかな


春よ春 隠れてないで 顔見せよ


立春や 色気と言えば 梅花のみ


2017.02.05 / Top↑
春待てど 着更着冷えに 夢凍え


着更着や 達磨と成りし 老いの身は


着更着と よくぞ申した この寒さ



2017.02.04 / Top↑
雪の夜は 囁き草も 声忘れ


お喋りの 囁き草は 山と寝る


来る春を 夢見て寝るか 竹煮草

囁き草と竹煮草は同じ植物です。
晩冬から夏までは竹煮草と呼ばれ、
秋頃からは囁き草と呼ばれます。


2017.02.03 / Top↑
雪の夜は 囁き草も 声忘れ


お喋りの 囁き草は 山と寝る


来る春を 夢見て寝るか 竹煮草



2017.02.02 / Top↑
枝や地に 紅染め居るは 椿かな


足元で 何を威張るぞ ヤッコソウ


足摺や 樫の大木 蘭の咲き


2017.01.31 / Top↑
ゴイサギが 我が夜壊して 鳴き居るぞ


哀しみを 代わりに哭くや 虎落笛


山の夜は ドングリ落ち葉 恋歌よ


ゴイサギの鳴き声は
お世辞にも褒められた物ではありません。

恋歌は 鹿たちが伴侶求める呼び声です。
ピィーーヨォーと、あちこちの山から幾度も聞こえてきます。



2017.01.29 / Top↑
この闇に 人は我のみ 寛いで


断崖の 上に永眠(ねむ)れる 人誰ぞ


我も亦 このようにして 永眠(ねむ)るかや



2017.01.26 / Top↑
大寒にゃ 声も聴かざる スズメかな


大寒を 過ぎてスズメの 騒ぐ軒


温もりを 思いだしたか スズメらは


2017.01.25 / Top↑
宇宙(そら)乱れ 星の乱れて 我乱れ


街人が 風情求めて 山を染め


乱世に 呑まれて逝かん 冥土道


2016.12.29 / Top↑
侘し身に 刻々迫る 寒の波


音も無く 凍えて侘し 山の夜


侘しきは 己の故と 星笑う


佗び寂びに 埋もれて独り 山の夜

2016.12.27 / Top↑
流れ星 数えて寒や 山の上


独り夜は 星と流れて 何処行こう


手を伸ばしゃ 掴めるようぞ 天の川



2016.12.21 / Top↑
深々と しじまに溺る 時雨日は


木の実らも 連れられ落ちる この時雨


この足を 止める時雨の 只憎や


2016.12.17 / Top↑
億両も 雪に埋もるや 篠の山


篠の山 麓の一両 攫い来し


伸ばす手を 嫌う一両 指を刺し


腹ばいで 十両提灯 眺め居り


万両の 紅白並ぶ 目出度さや



2016.12.09 / Top↑
サルナシや 人は食うなと 高枝に


食いたくも この手届かぬ アケビかな


石垣に ビィビ熟れれば 我が食い 



2016.12.08 / Top↑
木守柿 明日カラスに 攫われて


両たちは 正月支度か 色を付け


両たちが 明り灯して 廃れ村



2016.12.07 / Top↑
凩よ 斯程に騒ぎゃ 山起きる


山の夜に 凩騒ぎゃ 虎落笛(ふえ)騒ぐ


追い剥ぎを 気取る凩 廃村(むら)晒し


2016.11.25 / Top↑
しんと冷え 山と徒然 我も寝ろ


三欲も 凍えて惨や 山の家


凩(かぜ)だけが 起きて居るかよ 山の夜



2016.11.13 / Top↑
廃村に 虎落笛聞く 哀しみや


虎落笛(ふえ)の音を 捨てて人らは 何処行った


人無くば シシらを集む 虎落笛


凩に あばら家晒す 廃村(むら)哀し

植物の葉が生い茂る夏には廃屋を隠していますけど、
その葉たちが散ってしまうと廃屋が姿を現すのです。



草枯れに 昔偲ぶや 往来道

往来道は村内の家から家への生活道を言います。
石畳状が多い村では草が枯れるとそれらしき道を偲べます。






2016.11.10 / Top↑
凩も 今宵は臥せて 六日月


誕生(くる)人ら 去り逝く人ら 月の舟


交々に 四季は巡りて 我老いて



2016.11.08 / Top↑
シシ達の 恋歌耳に 眠る山


山眠りゃ 想いの駆ける 我の夜


色恋も どこぞに散りて 山眠る


梟の 悟りも遠き 我の夜


しんと冷え 想い数多に 夜更ける



2016.11.05 / Top↑
老骨に 寒さ滲み込む 季節(とき)と成り


蔦たちは 醜態晒し 月見上げ


老いぼれを 集めて梟 説教す


2016.11.04 / Top↑
名残り月 既に縁なき 老いぼれぞ


忙し身が 風情に溺る 後の月


立待ちや 友ら居らずに 独り酒




2016.11.01 / Top↑